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PIGLIN KING

エピローグ 最後のページ


数百年後

王国歴三八七年。

春。

王都 GOLDEN BASTION。

かつて黄金王が暮らした王都は、

今や世界最大の都市となっていた。

空には飛行船が行き交い、

王立大学は世界中から学者が集まり、

人々は平和な日々を送っていた。

そして。

王立歴史博物館。

「おじいちゃん!」

「早くー!」

一人の少年が走っていた。

「こらこら。」

「転ぶよ。」

白髪の老人が微笑む。

「今日はね。」

「すごい人たちを見に来たんだ。」

「すごい人?」

「そう。」

「世界で一番有名な三人さ。」


英雄たち

少年が立ち止まった。

「わぁ……。」

巨大な絵。

黄金の冠。

豪快な笑顔。

優しそうな青年。

眼鏡をかけた学者。

三人が並んで笑っていた。

「この人たち誰?」

老人は微笑んだ。

「英雄さ。」

「PIGLIN KINGDOMを作った人たち。」

「真ん中の人は?」

「KING PIGLIN I。」

「オーレックス・ゴールドタスク。」

「黄金王と呼ばれた。」

「優しい王様だったんだ。」

「左の人は?」

「スターリン。」

「世界一騒がしい英雄だ。」

「右の人は?」

「ピックバーグ。」

「世界一賢い学者だった。」

少年は目を輝かせた。

「すごい!」

「会ってみたかったなぁ!」

老人は優しく笑った。

「きっと。」

「君のことを気に入っただろうね。」

「本当?」

「本当さ。」

「スターリンは一緒に遊んでくれただろう。」

「ピックバーグは本を読んでくれただろう。」

「そして。」

「黄金王は。」

「きっと優しく笑ってくれただろう。」


春風

その時。

窓から、

暖かな春風が吹いた。

花びらが舞う。

「わっ!」

少年は笑った。

「風だ!」

老人は空を見上げた。

青空。

白い雲。

そして。

どこからか。

『おーい!』

『待て待てー!』

『君たち、走らない!』

楽しそうな笑い声が、

聞こえたような気がした。

老人は小さく笑った。

「はは。」

「今でも。」

「仲良くやってるんだろうな。」


歴史

歴史とは。

王の名前ではない。

戦争の記録でもない。

偉業だけでもない。

誰かを想う心。

友を信じる心。

家族を愛する心。

笑い合った日々。

その全てが、

歴史になる。

そして。

その想いは、

時代を越えて受け継がれていく。


最後のページ

遠い昔。

一人の若いピグリンがいた。

王になる予定などなかった。

世界を救うつもりもなかった。

ただ。

大切な人たちと、

笑って生きていたかった。

その願いは。

親友たちと出会い。

仲間たちと歩み。

家族を得て。

国となり。

歴史となった。

そして。

伝説になった。


春風が吹く。

花が揺れる。

空は青い。

世界は今日も平和だった。

それこそが。

彼らが命をかけて守ったもの。

そして。

彼らが、

最後にたどり着いた答えだった。


ありがとう。

黄金王。

ありがとう。

スターリン。

ありがとう。

ピックバーグ。


PIGLIN KING

エピローグ 最後のページ

完結


Fin.

"Long Live PIGLIN KINGDOM."

👑

Long live the Piglin King!